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社長ブログ

私は、こんなに「ひと」に真剣な保育のプロたちがいることを知らなかった。

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私は、こんなに「ひと」に真剣な保育のプロたちがいることを知らなかった。


場所は神楽坂にて。

心地よい対話。

熱き志をもち保育事業をされているたかこさん(濱田隆子さん)、尚子さん(石木尚子さん)。

そして、"生命が喜ぶ経営を実現する"コンサルタントの小森谷浩志さん。

私はいわゆる「社会人教育(人材・組織開発)」を中心にやっています。

正直に吐露しますが、私は、自分の無知がゆえに「それ以前の教育」のことを良く知りませんでした。
しかし、私がオトナ領域でド真剣にやっているように、コドモ領域でド真剣にやっている人たちがいる、ということを恥ずかしながら最近知ってしまいました。そしてそれを「もっと知りたい!!」という思いから今回の場が実現しました。
※例えば菜の花保育園の「教育・保育理念・目標」を読んでみてください。あまりにも言葉が愛情にあふれていて、息が止まるかと思いましたよ。私は視野が狭いですね。しかし知れてよかったです。この「間に合ったぜ・・・」という嬉恥ずかしい感覚に最近たくさん出会えています。


さて。

そんな保育のプロのおふたりに加え、人材・組織開発を探求されている小森谷さんとの対話。
話は教育を中心テーマになされ、その中で私もたくさんの気づきをいただきました。

出てきた内容の一部をご紹介します。


・『補助保育指針』と企業教育には共通点がありそう(まず安心安全、そしてひとりひとりが認められる、次に個性発揮)

・魂の感度が強い「進化」した今の学生たち

・教育のあり方:
 -「やっぱり教育のあり方は、邪魔をしないだけ。そして自分の価値観を押し付けないこと」
 -「歪まなければ、一本の柱としてすーっと育つ」
 -「自分の歪みを映し鏡のように相手に見てしまうことには気をつけないといけない」

「子供は、実は"選んで"その親のところに来ている」(※映画『神様との約束』が参考になるそう)

・エデュケイトは、もともと「ひきだす」ということ。しかし「こう育てよう」という思惑の人が多すぎるのではないか

自分自身を深めると最後は社会につながるので、エゴイスティックになるはずがない

などなど。

互いの想いや考えを交換しあうことができました。
(私にとっては、みなさんから学ぶことばかり!)

心を磨いている美しい方々との接点をもつことで、自分自身もよい影響を受けるのだなぁ、私もそうありたいなぁとつくづく思いました。


また、私自身、「意志ある共創(コ・クリエーション)」を昨年から言いまくっていますが、その根っこのひとつに、「こんな独創な自分のような人が活かされる組織をつくりたい」という思いがあったことに気づくことができました。


あわせて私は今の自分を肯定しつつも「育ち直し」への渇望が同居しているのかもなと、そんなことも思いました。


あらためて、

自分のことを可愛がっていて、そして人の違いを面白がれる人たちの中にいると、やはり、自分自身と互いの関係性の可能性に気づけるのですね。

いつも私が口で知ったかのように繰り返し言っていることを、まざまざと体感できた貴重な数時間でした。



安全安心の場というのは、かくも気持ち良いものなのかと。

いることを認めてもらえる。

安心して裸になれる、素直になれる。

そんな自分のらしさを面白がってもらえる。

そうすると、また安心できる。

自信というやつが太くなってくる。

そうすると、外でも試したくなる。

少し足を伸ばしてみたくなる。

そして世界が一つずつ広がってくる。

子供も大人も同じ。



やはり、世界はとっても美しいですね。


【参考】

★新桜ケ丘保育園(横浜)

★菜の花こども園(長崎)

★ENSOU