学生インターンやってます ~真の相互理解を目指した採用における企業側のスタンスとは「丸裸のインテグリティ」では?
株式会社ビヨンドビヨンドで学生インターン始めました。
先週から来てくれているのは、某大学の特待生でもあり、選抜プログラムにも選ばれている学生。
インターンの初日は、ビヨンドファミリー5名での大歓迎会(笑)を行わせてもらいました。
今回のインターンは選考を兼ねており、もっか学生には成果発表会に向けたビヨンドテーマ(課題)に取り組んでもらっています。
なお、採用活動においてビヨンドは口だけではよく言われる「企業と学生での対等な相互理解をマジで実現すること」を本気で目指しています。
よって我々は、例えば提示する課題に関しても「レビューの際に、採用側というポジションを利用して一方的に問題点をどんどん指摘してヘコませる」ようなことは、一切やりません。
今回、会社として初めて学生インターンを受け入れる中で思ったことをあらためて以下にまとめます。
その背景には「マスに対して安定的かつ効果的な場を実現したい」というものでしょう。
企業側としては、マニュアルで対応できるような運営設計をしておけば安心。
もちろん、その事情は理解できます。
しかし、ビヨンドはそこに異を唱えたいのです。
もしも真の相互理解を目指すならば、「企業側も学生と共に、同じ立場で課題に対して協働すべきでは?」と。
ちなみに今回、弊社ではまさにビヨンドの代表である私自身が、役割上は学生に対するレビュワーではありますが、ともに考えともに課題を進めるスタンスで臨んでいます。
場合によっては、「キングさん(※私の社内のニックネームです)、コンサルティング会社の社長なのに大したことないな~」と学生から思われることもあるかもしれません。
しかしそんな小さなことを恐れていて、誰に何のいいことがあるのでしょうか。
満たせるのは、「採用側の虚栄心」だけです。
「社会人は、あらゆる点で学生よりも優秀である」という、いわば「技を決して見せぬ伝説の達人」のような、幻想の世界はもうやめましょう。
(グラップラー刃牙という漫画のくだりのようですね(笑))
やはり、社会人側が無前提に上の立場に立たずに真剣に協働の姿勢で臨むからこそ、学生の力がさらに開花し、両者の力が合わさり、よりよいアウトプットが生み出されると思うのです。
(もちろんお互い対等に、ときには厳しくフィードバックをしあいます。ぬるま湯の世界とは真逆です)
学生もその会社で働く社会人の力量をリアルに感じることができ、結果、憧れを抱いたり、はたまた失望することもあるでしょう。
もちろんそこには当然に、社会人側にも学びがたくさん生まれます。
つまるところ、採用側に必要なのは「丸裸になって同じ土俵にたってもビクともしない、社会人として圧倒的な実力を磨いてきたという矜持とインテグリティ(高潔さ、誠実さ、真摯さ)」なのだと思います。
【学生の学び】
ちなみに今日インターン後にくれた彼のコメントは以下です。
- 「学生気分ではいられないという強烈な危機感が生まれました」
- 「ビジネスでお金を稼ぐというためには、今までの感覚を捨て去らないといけないと思いました」
【企業側の学び】
社会人である私も、自分自身の課題の発見につながる貴重な学びを得ています。
- 「自分の視野はまだまだ狭く、学生の立場や置かれた状況を理解しきれていない」
- 「学生の視点で出してくれるアイディアは実に貴重。自分が考えつかない視点も多い。ちゃんと吸収したい」
ともに学びあえる、ともに理解しあえる採用/就職活動。
なによりも「対立」ではなく「協働・共創」の採用/就職活動。
とても刺激的でとても楽しくて仕方ありません。また彼が来てくれる明後日が楽しみでなりません。
私は数多ある企業の中で、このビヨンドでのインターンを選択してくれた彼を、この期間で世界一成長させてあげようと決めています。
そのために私自身が虚栄心を捨て、丸裸のインテグリティの精神で彼と接すること、そして、彼からも多くの学びを得ることを決めています。
楽しすぎます。