メンバーの日常
【2026年度第2Q(7-9月)なおけんの日常】
株式会社ビヨンド
「ビヨンドに入社して3年を振り返って」
こんにちは!ビヨンドのなおけんです。
2023年9月、業界未経験の私がビヨンドに入社し、人材・組織開発コンサルタントとなって早3年が経ちました。
大変ありがたいことに、企業さまからご依頼いただけるお仕事が年々増え、現在は各業界を代表するような大企業の人材育成にも数多く携わらせていただいております。
今日はビヨンドに入社してからの3年間を少し振り返りつつ、コンサルタントとしてどんな経験をして、どんな壁にぶつかってきたか、ほんの一部ではありますが書いてみたいと思います。
【ビヨンド1年目】
まず難しさを感じたことは、人・組織に関する「数字では表せない悩み」をお客様からヒアリングすることでした。明確な問題意識をお持ちの人事担当者もいれば、「組織がうまくいってないことは感じている、ただ、何が問題かがよく分からない」という人事担当者もいます。
組織ごとに置かれた状況が違う中で、ビヨンドはどのようにお役に立つことができるのか、お客様は何に困っているのか、話を”きき切る”ということがこんなにも難しいものかと思いながら日々商談をしていたことを思い出します。
そして、商談ですからヒアリングするだけではなく、問題を言語化して課題設定をしていく必要もあります。駆け出しコンサルタントの私は”ヒアリングしながらその場で整理”という力は当然なく、商談前に事前にヒアリングした話や業界の状況から仮説を立て、「何をきくべきか」「どんなことが問題として出てきそうか」などのあたりをつけて商談に臨みます。
ビヨンドは一つ一つの商談において「さすがビヨンドさん。話をきいてもらっているうちに自社の課題が整理されてきた」という姿を目指しているので、商談に全然慣れていないステージでは1つの商談にかかる準備工数がそれなりのものになります。
当時、私はよく「ビヨンド水準の”質”を確保しながら、とてもこの商談数は対応できない」とヒイヒイ言いながら日々仕事に向き合っていたような気がします。
いま思うと、一つ一つの商談に真剣に向き合い、仕事の質と量のそれぞれから逃げずに向き合っていたこの時期は、コンサルタントとしての自分の道を拓いてくれていた大事な時期だったと懐かしい気持ちです。
(まあ、いまも別のステージ、別の悩みで日々ヒイヒイ言ってますが(笑))
【ビヨンド2年目】
自分でできることも少しずつ増えてきた2年目、この時期に難しさを感じたことは一言でいうと「御用聞き営業になるな」です。
人・組織に関する問題もヒアリング慣れしてくると、スムーズに課題設定につながり、具体的に研修などを企業様へご提案するフェーズになります。
この時期の私は、課題設定ができて提案につながることが嬉しく、お客様から出てくる問題意識や課題設定に安易に飛びつきがちだったように思います。
「そのような課題をお持ちでしたら、ビヨンドとしてはこんな研修で支援できますよ」みたいなイメージです。
プロダクトアウト中心の研修会社であれば、そのような営業で違和感がないかもしれませんが、ビヨンドは人材・組織開発コンサルティングのプロフェッショナル集団として、”お客様でさえ言葉になっていない真の与件は何かを考え抜く”ことを大事にしています。
そして、そこまで考え抜くことがそのまま自社の競争優位性になっており、企業研修の領域でビヨンドよりも大規模かつ有名な会社はたくさんありますが、コンペではど真ん中の企画力でお客様から選んでいただけることが多いです。
中には、「ビヨンドに依頼すると従来の研修会社よりも費用が上がってしまう。でもビヨンドに依頼したいので、頑張って予算を取る」といった企業様もあります。
この2年目あたりから注意している「御用聞き営業になるな」は、今後も引き続き意識し続けたいですし、ビヨンドに新たに入ってくる後輩たちにも伝えていきたいです。
【ビヨンド3年目】
3年目もコンサルタント業務で様々な経験をしてたくさん悩みましたが、ここではあえてサポーター(講師)経験に触れたいと思います。
(※ビヨンドでは学校パラダイムの言葉を避けるため、講師のことを「サポーター」と呼んでます)
代表のたるさんから「そろそろ研修運営の幅を広げてみるか」と声をかけていただき、それまでも「新人研修や2-3年目社員を対象とした研修」については時おり場に立っており、お客様からもご評価をいただいていたことで、そこについては自信もありました。
そのうえで、自身の2年目後半から3年目にかけては、さらに複数テーマでの研修の運営機会を何度もいただきました。
実は、私は3年以上前、企業の研修講師になりたいと思い転職活動を行い、ビヨンドに出会いました。そのため、サポーターの仕事は元々やってみたい気持ちがとても強く、この時期は研修の運営機会がぐっと増えたのはありがたいことでした。
入社時以降、サポーターに挑戦し続けての感想はたくさんありますが、2つ挙げるなら「研修の場の運営って簡単じゃない」「自分の社会人としての地力が試される」です。
1点目の「研修の場の運営の難しさ」ですが、目の前にいる数十名の参加者の様子を見ながら解説したり対話したり疑問解消をしたり、プログラムのコンセプト・狙いに常に立ち戻りながら、どうしたら参加者の納得度合が高まるか、考える必要があります。そして、時にはプログラム予定を多少変更してでも大目的に照らした研修運営をする必要があります。
慣れているサポーターはいとも簡単に、そして楽しそうに場を運営していますが、駆け出しサポーターの頃の私は休憩時間も参加者と対話する余裕もなく、次のセッションの準備をするなど、なんとかやり切ることで必死だったことが思い出されます(今でも修行中で、ずっと修行は続きます)。
2点目の「自分の社会人としての地力が試される」ですが、ビヨンドでは予定調和的な研修運営を行っていません。
参加者から出る純粋な違和感やちょっと困るような質問なども健全に場に出してもらい、私自身もひとりの社会人の先輩としてみんなと一緒に考えたりします。
例えば、「この研修で言っていることは分かるけど、現場では使えないよね」と一見運営者からすると困った声が挙がれば、ビヨンドではチャンスと捉えます。予定調和ではない本音の声が出てきてくれたからです。そこで私たちは、なぜそう思ったか、どうすれば使えそうかなどの問いを投げかけ、許される時間に限りはあるもののとことんその問いに向き合います。
そして、参加者と向き合うときに大事なことは、「分からせてやろう」という思いではなく、「参加者にとって少しでも実りある時間になるために、サポーターとして何ができるか」と、常に矢印を自分に向けることだと思っています。
このようなサポーターとしてある種の”葛藤場面”は、場に立つサポーターの人間性や社会人として地力が見え隠れします。
そのような葛藤場面を研修の会場にいる参加者たちとの対話によって、ともに乗り越えていくときは、とても嬉しい気持ちになります。時には、多少の不完全燃焼感が残る場合もありますが、許された時間の中で自分というリソースを活用して「向き合いきる」ことはとても大事だと考えています。
3年目、サポーター経験がさらに増えたことで、コンサルタントとしてさらに一皮むけたと感じています。それは一言でいうと「実感値営業」です。企画者として「この研修を実際に行ったらどんな効果が望めるか」、という理論ももちろん大事ですが、「自分がこの研修を運営したときにはこのような変化が見られた」という実感値を持って話すことが、研修運営を重ねるたびに増えるのは、コンサルタントとしても大きな武器になっています。
いつの間にか長文になってしまったので、そろそろ終わりたいと思いますが、コンサルタント4年目になった私が改めて思うことは、「基本が大事」だということです。
社会生活の基本であれば、例えば「笑顔」「挨拶」などでしょうか。
コンサルタントとしてであれば、上記3年間の学びに書いたことや、「お客様のしきい値を超えていく。そして、そこまで考え抜く」などの言葉が改めて浮かんできます。
この記事をここまで読まれる方は、ビヨンドとお仕事で何らか関わりがあるか、ビヨンドへ入社を志している人かと思います。
私なおけんは、駆け出しコンサルタントからお客様から真に頼りにしていただけるコンサルタントとして成長を続けていくべく、引き続き頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いいたします。
2026.10.5 なおけん
※写真は「人材開発担当者勉強会~納涼祭2026~」で司会進行を行う様子です(ベネッセ様の講演をもとに、参加された複数社の人事の方たちで盛況なディスカッションが行われました!)