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【事例:新人研修】QVCジャパン様 vo.2 皆で作った「実践的なルール」(チーム Q's jrの学び)

株式会社ビヨンド
ビヨンドメディア

  1. 「チームの特徴」を踏まえ、作った実践的なルール
  2. 自分達がどう伝えたいかの前に、「相手にどう伝わるか」を考え抜いた
  3. 事例の全体像


ここからは、QVCジャパン様の「プロジェクト型 新入社員研修」の「チームの気づきや学び」をご紹介します。
2つのチームに分かれてワークしていただきましたが、ここでは「チーム Q's jr(キューズ・ジュニア)」の学びを、美濃口君に話してもらいました。
(施策の背景や概要はvol.1へ)

 チームQ's jrの気づきや学び:「チームの特徴」を踏まえ、皆で作った実践的なルール。


美濃口
はい。私たち「チーム Q's Jr」ですが、はじめにプロジェクトを進めるうえで難しかったことや克服するために意識したこと、次にプロジェクトから学んだことをお話ししたいと思います。
まず私たちのチームの特徴として、とても仲がよくポジティブで楽しい雰囲気だったのですが、その反面「楽しいアイディアが出ると大枠を忘れて具体的な話ばかりしてしまう」こと、そして「批判的な意見が出づらく意見が偏りやすい」ことがありました。
このチームの特徴を踏まえたうえで、これを克服するために工夫をしました。
前者については「議論で細かい話に入り込んだときは、気づいた誰かが話を大枠に戻す」ということをしました。これを意識することでプロジェクトの後半は大分スムーズに話し合いを進めることができました。
後者については、「一旦話がまとまったら振り返って"本当にこの話でよかったのか"と客観的に見直す」ことをチームで決め事にしていました。

●仁藤
なるほど。チームの特徴をとらえたうえで、それがマイナスに働いたときに引き戻すようなルールを決めてプロジェクトを進めていたのですね。

美濃口
そうですね。「中間レビュー」で「チーム状態の振り返り」を行ったときに、自分たちの特徴がよく分かりました。私たちは「チームQVC switch」とは全く違う特徴がありましたね。それをきっかけにチームのルールを決めたのがよかったと思います。


(最終報告会の様子。配属先の上司や先輩、そして役員陣もオーディエンスとして集まった)

●仁藤
どのチームにもあてはまる一律のルールではなく、「Q's Jrというチームだからこそのルール」を決めたのは「成果を出す過程のプロセスの質を上げる」ことに役立っていますね。
プロジェクト活動を通じた学びや気づきはどんな点がありましたか。

自分達がどう伝えたいかの前に、「相手にどう伝わるか」を考え抜いた。


●美濃口
それについては3点あります。
ひとつは、「相手の立場に立って考えることの大切さ」です。今回のプログラムで学んだ『原則1:相手側から見るメガネ』という原則の大事さはプロジェクトを進める中でどんどん実感できました。なので制作した会社案内パンフレットも「自分たちがどう伝えたいかではなく、就活生にどう伝わるか」を意識して作りました。また今日のプレゼンも見てくださっている社員の皆さんにどうやったら自分たちが伝えたいことが分かりやすく伝わるかを意識しました。
ふたつめは、「チームで取り組むことの意味」です。個人で取り組むとどうしても意見やアイディアに偏りが出がちですが、チームで取り組むことで個人ではできないようなものを作ることができました
みっつめは、会社案内を作る中で私たち自身もQVCという「会社のことをより理解できた」ことです。就活生にQVCのことを知ってもらう前に、まずは自分たちが実際にQVCのことをさらに良く知らないといけないと思い、先輩社員にインタビューをしたりHPを見て情報を集めたりしたため、より自分たちもQVCについて詳しくなれたかなと思います。

●仁藤
分かりやすく整理してくれてありがとう。『原則3:相手が仕事を任せたくなる武器』「報連相の仕方」がなじんでいますね。
すごく成長を感じますよ。
美濃口君が言ってくれた2点目に付け加えさせてもらうと、最終的な発表内容や制作物の質の高さは、みなさんが個々人の特徴を理解しあったうえで「それぞれの良さを活かしあった」からこそだなと私も感じました。

(続き)vo.3 チーム 「不満や思いの吐露」から走り出したQVC switch

※このインタビューは2017年4月時点のものです。


【事例:新人研修】QVCジャパン様 1ヵ月のプロジェクトワークで得た「自信」と「同期の強い絆」

vo.1 施策の背景と概要&インタビュー(導入)
vo.2 チームの学び①【チーム Q's jr】「チームの特徴」を踏まえ、皆で作った実践的なルール。
vo.3 チームの学び②【チーム QVC switch】「本音のコミュニケーションは成果につながる」
vo.4 個人の学び①【遠藤君】「学生の甘え」を捨てることができのはなぜか?
vo.5 個人の学び②【伊賀さん】自分を内省し、発見した新たな課題とは?
vo.6 個人の学び③【キム君】「同期の力」で、日本語の自信のなさを克服できた。
vo.7 個人の学び④【美濃口君】目に灯った「自信」の炎!
vo.8 個人の学び⑤【小池さん】「話し方を改善できた」のはなぜか?
vo.9 個人の学び⑥【楠君】「同期との距離」が劇的に縮まった!
vo.10 個人の学び⑦【中島さん】つかんだ「場を見た発言」というもの
vo.11 個人の学び⑧【澤田さん】気づいた「人から学ぶことの多さ」
vo.12 個人の学び①【奥原さん】自分達が主役。主体的に強いチームを作ることができた